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natsukiさん、モニター引き受けてくださってありがとうございました! 新刊もお手元に持っていただけてるみたいで、嬉しいですv
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かわいいだとか、綺麗だとか、女性が好みそうな台詞を言うのはエドガーの得意分野だ。
とはいえ、彼が心底からかわいいと思えるものなどいくつもない。
最たるものは、彼の最愛の女性であるリディアだ。結婚して1年経つが、いまだに初々しさを失わないリディアは、本当にかわいい。
そして、つい二月ほど前に、リディアのかわいさに迫るほどの存在が、アシェンバート邸にやってきたのだった。
「エドガー、帰ってたの?」
昼食の用意をしていたのだろう。
可愛らしいエプロンをつけたリディアがやってきて、部屋の中にいる自分を見て驚いた声を上げる。
今日は平日だ。本当なら会社にいるはずの時間なのだから、リディアの台詞はもっともだった。
彼女の声音に多分の呆れが混じっているのには気づかないふりをして、彼は愛しい奥方に「ただいま」と満面の笑みを振りまいた。
近づいてきたリディアの腰を抱き込んで、今の今まで熱心に視線を注いでいた可愛らしい存在―――生後二ヶ月になる我が子を二人で覗き込む体勢を作る。
すやすや眠る我が子を見て、可愛いねえと呟く時、ついついでれっとしてしまうのはもう仕方がないことだろう。
そんなエドガーを見て、リディアは呆れた顔をしながらも、くすくすと幸せそうに笑ってくれるのだから、改めるつもりにもならない。
「毎日聞いてる気がするけど……仕事はいいの?」
「今は昼休みだよ、リディア」
とはいえ、昼休みに気軽に帰ってくるには遠い距離だ。社長権限で時間については大幅の融通を利かせていることをリディアは知らないから、口には出さずとも「大丈夫なのかしら」という顔をする。
そんなリディアを見て、また我が子を見て、エドガーは緩みきった瞳で「可愛いなあ」と呟く。
リディアがこちらをちらりと見て、そしてくすくすと笑い出した。
軽く噴き出すようにして彼女が笑うものだから、エドガーは柔らかい髪を梳きながら、不思議に思って首を傾げる。
「ん?」
「なんでもないわ。エドガー、ご飯は?」
「車の中できみの弁当を食べたよ」
「じゃあ、お茶を淹れましょうか。この子のこと見ててね」
「もちろん。でも、今日はニコは?」
「二日酔いみたいよ」
あの猫……と苦るエドガーに「独り占めできていいじゃない」というと、彼は「それもそうか」と頷く。
すっかり親ばかだ。自覚はしている。
リディアが席を外している間も、ベビーベッドの柵に顎を乗せて、でれでれと(幸い顔はそこまで崩れていないが)娘の顔を眺めてしまう。
夢も見ていないだろうというくらいぐっすりと眠っている時のリディアの寝顔と、よく似ている気がする。
たまに遭遇する、母子そろっての昼寝タイムを思い出し、エドガーはいっそう頬を緩ませる。
そんなエドガーを、お茶を淹れて渡してくれたリディアは苦笑を浮かべて見ていた。
「もう。すっかり骨抜きね」
「だって、きみと僕の子どもだよ? しかも可愛い女の子だ。心を奪われない方がおかしい」
華奢な手をとって、ぎゅっと握る。照れたように頬を染めるものだから、思わず軽く口づけた。
「もう……」
「そういえば、お帰りのキスをもらってない」
「ただいますら言いにこない薄情者にはあげないわ」
ぷい、と横を向くリディアに、エドガーは思わず目を瞬かせて、そして破顔した。
身体ごとリディアに向かい合い、ぎゅうっと全身で彼女を抱きしめる。小さく悲鳴を上げながらも、抵抗することなく腕の中にいる可愛い人に、頬を寄せて思わず笑った。
「やきもち?」
「……そんなんじゃないもの」
「僕がこの子に向ける愛情は、そのままリディアに向いてるんだよ。愛しい奥さんとのこどもだからこそ、この子のことがこんなに可愛いんだ」
抱きしめながら、あやすようにしてやさしく揺する。リディアは完全に力を抜いて、ことん、と頭をエドガーの肩に落とした。
「知ってるわ。あたしも同じよ」
それでも時々はこうしていたい、と。
声に出して言われたわけではないけれど、子どものように額をすり寄せてくるリディアがこの触れあいを望んでいるのだとわかる。
こんなふうにリディアが独占欲を出してくれるようになるなんて、嬉しい誤算だ。
可愛らしい我が子よりも、もっと可愛いリディアを腕に抱く。
そろそろ会社に戻る時間だけれど、エドガーは「まあいいか」と結論づけて、この温もりを心ゆくまで堪能することにした。
子供に愛情いっぱい捧げて骨抜きになるエドガー、
やきもちをやいてしまうリディア
すごく堪能できました♪
次回のエドリディ作品もめちゃくちゃ楽しみに待ってます!
エドガーは息子にはそれなりに厳しくしそうですが、娘にはリディアが呆れるくらい甘い父親になるんだろうなあと思ってます(笑
リディアには、そんなエドガーに呆れつつ、ちょっぴり妬いて欲しいな! という願望を詰め込みました(´ワ`*)
コメントをありがとうございましたv
新刊とてもおもしろかったです。
。
子供に甘甘なエドガーとちょっとやきもちのリディアにごろごろさせていただきました。
原作も早くこんな展開がみたいものです。
今回はリクエストかなえてくださりありがとうございました
リクエスト作品もごろごろしていただけてよかったです! 原作はもう……いちゃいちゃシーンがあってもどこか切ないので、心から安心して眺めていられる二人に早く戻って欲しいです(´・ω・`)
コメントをありがとうございましたv
実は以前サイトの方を拝見してたのですが、
つながらなくなってしまい閉鎖されてしまったのかなあと
とても残念に思っていました><
なので、今回偶然こちらのHPを発見しまして
とっても嬉しかったです~vv
最近の作品をさっそく読ませて頂いたのですが
一樹さまの作品はあいかわらずのハイクオリティで
ほんわか甘々なエドリディが読めて
とっても幸せな気分にひたれましたv
特に、くちづけキドニーブロウが好きですv
リディアに甘々なエドガーももちろん好きなんですが
Sっ気のあるエドガーってのもやっぱりいいですね♪
ぜひまたそんな作品が読めると嬉しいです~v
また、初コメなのにこんなこと聞いてしまって申し訳ないのですが
裏部屋はどこかにリンクされてたりするのでしょうか??
もしかしてと思いちょっと探してみたのですが
見つからなかったので…><
ぜひぜひ裏作品も読むことができたら嬉しいですv
サイト消失の件はお騒がせしました(´`)私の方としても突然の出来事だったので告知も出せず、細々とブログを続けることくらいしかできなかったのですが、見つけてくださってありがとうございます…!
ホムペも消えたし心機一転! と、少し更新頻度が上がったのですが、楽しんでいただけたなら何よりですv 次に長編を書くなら「キドニーブロウ」設定のエドリディかなあと思っているので……いつかお目にかかれればいいな、と、思っています!
裏部屋については、現在リンクは貼っていません>< ホムペをそろそろ復活させたいので、その時にでも……と思いながらもう何ヶ月も経っているのですが(…)、のんびり待っていていただけましたら幸いです^^*
コメントをありがとうございましたv
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