伯爵と妖精、オリジナルなど。コメント等ありましたらお気軽にどうぞv
対象年齢はなんとなく中学生以上となっております(´v`*)
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エドガーがなんて言ったのかは内緒。
今月末に新刊が出るみたいですね!
エドガーがリディアのところに戻ってきたし、二人が一緒にいるとプリンスの力が静まることもわかったし、きゃっきゃしてくれることを期待してます(*´∀`*)
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今月末に新刊が出るみたいですね!
エドガーがリディアのところに戻ってきたし、二人が一緒にいるとプリンスの力が静まることもわかったし、きゃっきゃしてくれることを期待してます(*´∀`*)
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うららかな昼下がり、友人を招いてのごくプライベートなお茶の席で、結婚して間もない伯爵夫人は夫の言葉に頬を膨らませていた。
眉根は寄っていても、きらきらとした瞳は真っ直ぐにエドガーの方へ向かっている。痴話喧嘩にもならないじゃれあいを楽しみながら、エドガーはくすくすと笑いながら頬をつつく。
その手を振り払うことすらせず、むう、と睨み上げてくる顔がとても可愛らしい。
「もう、嘘ばっかり。てきとうなこと言ってからかわないでちょうだい」
「嘘じゃないよ。しかもてきとうって。心外だな、きみには言うのはいつも本気の僕の気持ちだよ」
エドガーが口説き文句の一環としてリディアに言うことには、だいたいいつも大げさな言い回しであるとか、何かしら自分に都合のいい補正がかかっていると信じてやまないリディアである。
本気はそうかもしれないけど、ともごもご言うリディアは、けれど膨らませた頬を元に戻して、柔らかく笑ってくれそうな気配は微塵もない。
つんつん、とそこをつつきながら、なんでこんなに信用がないのかなとエドガーは首を傾げる。
片手に持っていたカップを置いて、両手でリディアの顔を挟み、膨らんでいた頬を無理矢理潰すと、彼女から文句の言葉が出てくる前にポールの方を振り返った。
「ねえポール、今僕が言ったこと、嘘じゃないよね」
向かいのじゃれ合う夫婦から微妙に目を逸らしていた彼は、咽せるように咳き込んだ後で、はあ、と曖昧な返事をする。
「ええと、はい、嘘ではないかと……」
マジかよ、と声を上げたのはロタだ。
「ポール、無理してあわせなくてもいいんだぞ」
「無理をしてるわけじゃ……ええと」
ポールの顔がほのかに赤い。奥手だなあ、と思うが、会話の内容だけじゃなくて、6つの瞳が全て自分に集中しているのも理由かも知れない。
不自然な咳払いをひとつして、妙に決然とした様子でポールがロタの方を向く。
「ロタにはピンとこないかもしれないけど。……お、男なら、誰だってそう思うものだよ」
「……そうなのか?」
顔を赤くして何やら必死な様子で見つめられても、ロタは平常のまま首を傾げるだけだ。
破滅的に鈍いな、と思いながらその様子を眺めていると、リディアの頬を挟んだままの手に彼女が触れた。
見ると、困った様子で頬を赤らめている。
「男の人にとっては、そういうものなの?」
「ポールの言うことは素直に信じるんだね」
「だって、あなたはいつも贔屓目だし」
ごめんなさい、と小さく言う姿がいじらしくて、思わず破顔してしまう。怒ってないよ、とこめかみに口づけて、こっそりと耳元に口を寄せた。
「特別な女性に贔屓目になるのは、それこそ当たり前のことだと思わない?」
ちら、と目配せする先には、恋人未満の友人たちが座っている。
エドガーの視線の意味をしっかりと読み取ったリディアは、珍しいことに自分からエドガーの耳元に唇を寄せる。
「あたしたち、お邪魔かしら」
「目に入ってないみたいだから、いいんじゃないかな」
数秒だけ逡巡したリディアは、黙って見守ることに決めたらしい。
エドガーに軽く凭れて、大切な友人たちを微笑ましそうに見つめる彼女を、エドガーは目を細めて眺めていた。
眉根は寄っていても、きらきらとした瞳は真っ直ぐにエドガーの方へ向かっている。痴話喧嘩にもならないじゃれあいを楽しみながら、エドガーはくすくすと笑いながら頬をつつく。
その手を振り払うことすらせず、むう、と睨み上げてくる顔がとても可愛らしい。
「もう、嘘ばっかり。てきとうなこと言ってからかわないでちょうだい」
「嘘じゃないよ。しかもてきとうって。心外だな、きみには言うのはいつも本気の僕の気持ちだよ」
エドガーが口説き文句の一環としてリディアに言うことには、だいたいいつも大げさな言い回しであるとか、何かしら自分に都合のいい補正がかかっていると信じてやまないリディアである。
本気はそうかもしれないけど、ともごもご言うリディアは、けれど膨らませた頬を元に戻して、柔らかく笑ってくれそうな気配は微塵もない。
つんつん、とそこをつつきながら、なんでこんなに信用がないのかなとエドガーは首を傾げる。
片手に持っていたカップを置いて、両手でリディアの顔を挟み、膨らんでいた頬を無理矢理潰すと、彼女から文句の言葉が出てくる前にポールの方を振り返った。
「ねえポール、今僕が言ったこと、嘘じゃないよね」
向かいのじゃれ合う夫婦から微妙に目を逸らしていた彼は、咽せるように咳き込んだ後で、はあ、と曖昧な返事をする。
「ええと、はい、嘘ではないかと……」
マジかよ、と声を上げたのはロタだ。
「ポール、無理してあわせなくてもいいんだぞ」
「無理をしてるわけじゃ……ええと」
ポールの顔がほのかに赤い。奥手だなあ、と思うが、会話の内容だけじゃなくて、6つの瞳が全て自分に集中しているのも理由かも知れない。
不自然な咳払いをひとつして、妙に決然とした様子でポールがロタの方を向く。
「ロタにはピンとこないかもしれないけど。……お、男なら、誰だってそう思うものだよ」
「……そうなのか?」
顔を赤くして何やら必死な様子で見つめられても、ロタは平常のまま首を傾げるだけだ。
破滅的に鈍いな、と思いながらその様子を眺めていると、リディアの頬を挟んだままの手に彼女が触れた。
見ると、困った様子で頬を赤らめている。
「男の人にとっては、そういうものなの?」
「ポールの言うことは素直に信じるんだね」
「だって、あなたはいつも贔屓目だし」
ごめんなさい、と小さく言う姿がいじらしくて、思わず破顔してしまう。怒ってないよ、とこめかみに口づけて、こっそりと耳元に口を寄せた。
「特別な女性に贔屓目になるのは、それこそ当たり前のことだと思わない?」
ちら、と目配せする先には、恋人未満の友人たちが座っている。
エドガーの視線の意味をしっかりと読み取ったリディアは、珍しいことに自分からエドガーの耳元に唇を寄せる。
「あたしたち、お邪魔かしら」
「目に入ってないみたいだから、いいんじゃないかな」
数秒だけ逡巡したリディアは、黙って見守ることに決めたらしい。
エドガーに軽く凭れて、大切な友人たちを微笑ましそうに見つめる彼女を、エドガーは目を細めて眺めていた。
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