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40万ヒットありがとうございました、ということで、というわけでもないのですが(何)、お蔵入りになったぴんく小説の冒頭部分をさらしてみようと思います。
思春期にゃんこ設定ですが、特ににゃんこにゃんこしているわけではないです。

ぴんくなので、ご注意ください!
でも期待しすぎても駄目なお話です^v^


+++


身体が疼いて疼いて、仕方ない。

この疼きをとめるにはどうすればいいのか、あたしはもう知ってる。
エドガーに触れてもらえばいいのだ。疼く場所に触れてもらって、あたしもエドガーの疼きに触れて。
キスを交わして、抱きしめあって。
疼く身体を疼くままに、よりいっそう疼かせて、細かな波をひとつにして、大きなうねりを作って、どんどん高めて。
そうして落ちる。一気に落ちる。
それはとても気持ちがいいことだと、何よりも身体で知ってしまった。
エドガーの歯が、肌に当たってひっかいた。ちりりとした痛みはすぐに熱にすり替わる。
痛みすら鈍い疼きに変えて大きな快感へと塗り替えてしまうエドガーは、本当に不思議。
「リディア」
直接触れない囁き声にすらびくりと脈打つこの身体は、どうにかなってしまったんじゃないかと思う。
エドガーに触れられるのは気持ちがいいけれど、熱くなりすぎる体がときどき怖い。
我慢しようとしても漏れてしまう吐息が、声が、自分のものじゃないみたい。
「……ぁ、や、あ」
「我慢しちゃ駄目って、言ったろ?」
思わず噛んでしまったいた手を外されて、優しく口づけられる。
荒い息でぼんやりとそのぬくもりを感じていると、指先に生ぬるい唾液が絡みついた。
柔らかな咥内の内壁が指に当たる。ちゅうっと吸われると、また背筋に細かな波が生まれた。
「エドガー……」
細かな疼きばかりが生まれて、昇れない。
苦しくて、どうにかしてほしくて名前を呼ぶ声が、自分の耳に別人のように聞こえた。

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